工場稼動管理(FAシステム)
SCADA(Supervisory Control and Data Acquisition)により、精米工場やサイロ、倉庫などの管理システムを構築することで工場の各種機器などを統合的に管理し、自動化しています。
精米工場におけるFAシステムとは
FA(Factory Automation)システムとは、荷受けから出荷までの工程を効率よく管理(制御・監視)できるシステムです。
- PLC通信(指示データ送信・状態データ受信)
- 各種機器の稼動状況表示(グラフィック)
- 各機器の稼動履歴、計量データ集積管理
- 効率的で間違いのない工程運転制御
- 工程稼動実績データの収集と表示
- 原料、製品などの各種タンク在庫の刻々把握
- 日報、期間報、受払表などの帳票作成
- 出荷予定、原料入荷等上位基幹システムとの連携
全国のお米や麦の産地にある共同乾燥施設(貯蔵設備のあるカントリーエレベータや乾燥設備だけのライスセンター)の中で稼働するPCはたくさんあります。
- 荷受制御PC
農家の方が収穫した籾を荷受ホッパーで受けて貯留ビンやサイロに投入しますが、その途中で重量(Kg)と水分(%)を測って記録します。また、3枚綴りの荷受伝票を発行します。
- フルオートPC
荷受1件毎に籾のサンプルを少量採取して乾燥させ、自主検査装置にてその品質を数値化して記録します(フルオートではなくて手動で実施している施設もあります)。
- 集計装置PC(荷受データ管理PC)
荷受制御PCからの重量や水分のデータと自主検査データを受信して、生産者の持分計算や利用精算のための集計や帳票印刷などを行います。
- サイロ管理PC
サイロや貯留ビンのローテーションや出荷などの操作や在庫状況の表示などを行います。
- 穀温管理PC
サイロや貯留ビンの中の数段に設置された温度計にて常時温度を計測し、発酵による温度上昇の監視を行っています。
- 売渡管理PC
米の出荷前の段階で出荷する籾重量の排出と確定を行い、伝票を発行します。
- 出荷管理PC
麦の出荷において、排出重量の制御を行い、伝票を発行します。
ソフトウエア開発技術
PLC(Programmable Logic Controller)連携を得意とし、工場稼動運営関連、機械制御の分野において実績があります。
- プロセス入出力(D/IO、A/IO)各種シリアル通信、Ethernet通信
- データベース処理(ORACLE、PostgreSQLなど)
- グラフィック画面作成及びそのツール など